施設長の独り言
私が日頃、思っていることや、著名人の名言、言葉などをご紹介して、
第169回 信じる力
侍ジャパンがWBCで優勝しました。毎日の様にインタビューやビデオが流れ、解説者も引っ張りだこのようです。本当にシナリオでも描けないだろう展開でした。結果的に選手一人ひとりが役割を存分に果たし、全員野球で勝ち取った優勝でした。さすがにアメリカにはホームランを打たれてしまうのではないかと思っていましたが、若手の投手が期待以上の働きをしたのだろうと思います。感心させられたのは栗山監督の選手を最後まで信じきる力です。不審にあえぐ村上選手を出し続け、周東選手が代走となりサヨナラを狙い、若手投手を小刻みに出していく、采配通りという言葉だけでは言い表せないものがあります。まさに栗山監督の選手を信じる力なのだと思います。栗山監督も自分と同い年で驚きましたが、様々な意味で信じる力を養いたいものです。

第168回 介護の人材不足
介護職の人材不足がクローズアップされています。確かに介護職の求人も増えてきましたし、今後高齢者は増加していくのでさらに職員不足の事業所は増加していくと思われます。しかしこの問題は介護のみならず全業種が抱えている悩みでもあります。人口動態的にはこの10年で生産人口は500万人減少したと言われています。逆に世の中の利便性などは向上しています。ネットで品物が買えすぐに手に入る時代です。この利便性を我慢したり、犠牲にしたとしても、さすがに親の介護は諦めたりすることは道義上難しいことです。介護サービスを利用したい、施設入所を希望する家族様にとっては死活問題でしょう。様々な業種の中で諦めてはならない困難な課題だからこそ介護職の人材不足がクローズアップされているのではないでしょうか。別の観点から考えてみました。

第167回 悪人の住む家
ある寓話に「悪人の住む家」というものがあります。ご紹介します。ある老人たちの会話で「お宅の家の人たちはなぜそんなにいつも仲がいいのかい」と一人の老人が聞くと「うちは悪人だらけだからじゃよ」という答えが返ってきました。聞いた老人は「反対のことをいっているのでは」と聞き返すと誰かがミスしてもお互いが自分のせいだという相手を気遣うような習慣があるから」と説明しました。例えば、水の入っているバケツに引っかかって水浸しになっても自分が引っかかってこぼしたから悪いんだ、またそこにバケツを置いたのは自分だから悪いのは自分だとお互いが悪者になるため仲が良くなるという意味だそうです。人にミスを擦り付けたり、自分ではないとミスを認めない間ではとても仲が良くなるはずはありません。昔からの寓話から学ぶことも何か新鮮さを感じます。

第166回 「論語と算盤」
新しくお札の顔になる渋沢栄一の著書に「論語と算盤」があります。実際読んだわけではありませんが、タイトルからして論語好きな渋沢氏が商売を行う上での心構え(商人とはどうあるべきか)として経営に生かしたものと考えます。論語と言えば孔子、孔子と言えば、仁と礼とか中庸というイメージです。いつの時代にも人の道や道徳、礼儀というものは重要視されるものだと思います。孔子はいたるところの国主に自分の考えを問いて歩きましたが、聞き入れてもらえなかったとも言います。後から偉業と認められるわけですが、いつの時代も受け入れなかったり、批判されたりは付き物ですね。商売でも政でも何でも自分の信念や方向性を曲げないことが大切です。簡単ではないですけど・・・

第165回 受験シーズンです。
今年も受験シーズンがやってきました。youtubeに新米教師が高校2年生の君たちへと題したスピーチが挙げられています。自身が高校時代に周りに流され、医学部受験をし、2浪を経験し、本当の自分は何がしたいのだろうと、自分に向き合った結果、教師になる決意をしたといいます。自分の進む道を自分の責任で自分で選ぶからこそモチベーションもあがり、充実感にあふれ、幸せな人生を送れると述べています。周りに流され、目的意識を持たずに何となく進学し、自分が将来何をしたいのか、どんな仕事に就きたいのかが判らずにいる学生や就活生は多数いるのではないでしょうか。結果的に入社3年以内の離職率にも関係してくるのだと思います。進学率も上がり、全入時代とも言われていますが、目的意識をもって受験戦争を戦い抜いてほしいと思います。

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